今日は、感情と行動の関係について、もう少し書いておきたいと思います。
感情が先か、行動が先か、という話があります。
私達の大半は、何か行動した結果として、人は喜怒哀楽の感情を持つものだと考えています。
しかし、真実はそうでもないのです。
多くの場合、モヤモヤして掴み切れていない感情によって、人は機械のように行動を選択してしまうものなのです。
例えば、悪いお酒がやめられない人。
アルコール依存症の人は、例外なく自己嫌悪の念を抱いています。
自分が大嫌いなのです。
その嫌悪感を外へ出す必要があるために、その人はまた、酒を飲み過ぎてしまうのです。
正確な因果関係は分かりませんが、あの俳優さんも酒量が相当に増えていたとの報道あり。
辛いときはなりふり構わず他人に甘えることも必要だったかも知れません。。。
卵が先か鶏が先か、という話ですが、
感情というのは、必ず理性に勝つものです。
Withコロナではないけれど、感情を排除せず共存するしかないのです。
感情を認め、出来れば、その感情の前提をみつめること。
怒りや自己嫌悪の理由は、過度な他人への期待や、他人との無用な比較ではないのか。。。
他人が聞いたら、笑ってしまうようなことで、人は真剣に悩みます。
幸せや他人との比較が幻想である証拠が、ここにも有ります。
人生の確かな指標や絶対的な概念などどこにもないのです。
才能と稀に見る純粋さが、狂気と悲劇を産んでしまった。
社会が何らかの受け皿となれなかったのか、心から悔やまれます。
Taichi