「ディープフェイク」脅威に 国内初摘発、海外被害も:日本経済新聞https://t.co/EVlmCofVq3
— Taichi Fujikawa (@TaichiFujikawa) 2020年10月3日
本物と見分けが付かない動画がAIで簡単に作られる世の中になりました。
既に海外では、政治的なスキャンダルや、様々な詐欺にも悪用されています。
大手IT会社は、そのディープフェイクと呼ばれる技術を逆に探知するための技術を競うなど、イタチごっこも始まりました。
これからは、人が普通に生きていても、身に覚えのない犯罪やスキャンダルに関わる証拠を偽造され、
たちまち肩書きと社会的立場を奪われるリスクがあると言うことです。
この二次元のディープフェイク技術がVR(仮想現実)やMR(複合現実)技術と合体すると、
人は、現実の人間とコミュニケーションを取る必要がなくなっていくと思われます。
好きなアイドルや俳優や、失った最愛の人までも、ヴァーチャル空間や、現実の空間の一部に登場させることが出来るからです。
その時、それでも自分は、ままならない現実と向き合って日々生きていくと決意する人がどれくらいいるのか。
ベーシックインカムで必要最低限のインフラと食料を整え、起きている時間のほぼ全てを仮想現実に潜り込み一生を終えていく。
そんな光景が当たり前になる日は近いように思われます。
でも、よくよく、人の意識と現実の境目を考えれば、今、生きている我々も一種のアバターみたいなものであり、
この現実世界の全てが、「常識」や「法律」と呼ばれるゲームルールが存在する、よく出来たディープフェイクかもしれません。
マトリョーシカのように幾つも重なって存在するディープフェイクのどこで生きていくか、
ただ、それだけの問題と考えれば、何も怖れることはないかも知れません。
Taichi