海亀のつぶやき

ロスジェネ世代の言葉とチャレンジ

現実を創っていくこと

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日本人はどちらかというと、何事も真面目にやる、一生懸命やることを美徳としてきた面があります。

一方で、真面目だからこそ、集団の中で一定の雰囲気に流されて、後で振り返れば全く愚かな行いに走ってしまう面もあるように思います。

人はこの世界に生まれ出てから成長するにつれて、徐々に自分と外の世界を分けて認知するようになります。

そして、「自分の外側の世界」を変えようとして一生懸命努力して現実を変えていこうとします。

でも、最近あちらこちらで言われているように、科学の発展、特に量子物理学の進展にともなって、

「自分の外側の世界」の概念が大きく変わりつつあります。

中学校の物理学で出てくる分子や原子を、さらに細かくしていって、「もの」の最小単位(量子)を観測すると、

人が観測することによって量子の姿が変化することが証明されています。

要は、この世界で「外側の世界」とされているものは全て、人の意識によって一定程度、変化すると言うことです。

心理学の世界では、約100年前に「集合意識」が現実に影響を与えると主張されましたが、

集団で不安を感じたり、疑心暗鬼になったりする社会状況は、さらにその現実を、悪化させて行くことが証明されたと言って良いと思います。

真面目に行動を制限したり、マスクしたり、手洗いしたり、三蜜を避けたり、

日本人は世界一、コロナに対して真面目に取り組んできました。

でもその真面目さのせいで、自分や他人や社会や政府の行いが許せなく成ってしまうことは、ほんとうに勿体ないことです。

個人的には、こういう時こそ、自然の音や香りや景色を使って自分の心と頭を心地よくさせて、

「外側の世界」としているものに、振り回されない工夫が必要に思います。

人は「外側の世界」に向けてアウトプットしたもの(想念)が創り出す現実を、時間差で受け取っているに過ぎないとすると、

他人やテレビやマスコミの様子にかかわらず、マイペースで英気を養い、望む未来の生活をしっかりとイメージして、

「現実」を創造していくことが最善に思います。




Taichi