海亀のつぶやき

ロスジェネ世代の言葉とチャレンジ

変化の時代の不安と不幸

 

今は間違いなく大変革の時代です。

 

よく世の中は80年周期で技術革新や政治体制の変化によりバージョンアップしていくという説も語られますが、

 

約80年前の第二次世界大戦、160年前の明治維新、240年前の産業革命などを踏まえると、

 

概ね80年周期で大きな社会変化が起きているのは間違いありません。

 

今年に入ってからの、生成AI、いわゆるチャットGPT等の台頭を考えると、

 

おそらく数十年後の未来から、たった今の変化を振り返った時、

 

『AI革命』とか言われる変革期に我々は生きているのだと思います。

 

その上、貨幣のデジタル化や、民主政治(選挙手法)の大転換なども起こりうる情勢を考慮すると、

 

個人個人の生活は、これまでの歴史にないほどの大きな振れ幅で変化する可能性が高いと考えています。

 

 

一方で、変化には大きな不安が付き物です。

 

自分の外側で何かが変わろうとしているとき、人間の脳はそれまでの環境で生存してきた事実を重視しますから、必ず不安を感じるように出来ています。

 

そして多くの人は、その『不安』より『不幸』を選ぶと言われています。

 

つまり、変わることへの不安を持ち続けるくらいなら、それまでの状態にしがみつくことを選択してしまうのです。

 

結局、変化に伴う不安をどう捉えるか、そのことによって、人生は全く違った物語になっていきます。

 

もやもやした気持ちの出どころが、変化に対する本能的な不安であるとしたら、

 

その変化の波に乗って、自ら一つ一つの行動を起こしていくしかありません。

 

以前にも書きましたが、不安こそは変化や行動を起こしていくためのガソリンである、

 

この単純な事実は案外、認識されないまま、多くの人が苦しむ原因になっている気がします。

 

人がなんの不安も感じずに、同じことを何千年何万年と続けていたら、

 

地球や宇宙の発展は絶対に生じていなかったと言えます。

 

ですから、不安こそがより良い人生を創ってくれるエネルギーである、

 

そう捉えて、今できる行動を重ねていくことが大切です。

 

 

Taichi