昼は、夏のような暑さ。
夜は、風が日中の熱気を払い、心地よい涼しさに。
風もいろんな物を運んできますが、時代の風は、確実に人々に影響を与えます。
でも、夜風に当たっていると、今の社会不安もコロナの騒動も、遠いお伽話のような感覚におそわれます。
風は、心のモヤモヤを、吹き飛ばす。
心地いいのは皮膚の感覚だけではなく、物理的に何かをさらってくれているのかも知れません。
そういえば、量子物理学の世界では、人体はスカスカだと言われます。
光で観測できる原子核や電子だけの配置を観ると、全ての物体は空に等しい。
ダークマターという、未知の物質をつなぎ合わせても、確かなもの、は検知されるのか。。。
初夏の夜風は、生命力に溢れた万物の澱(おり)をさらって、文字どおり、息を吹き込んでくれている気がします。
そして、時代の風は、未来を全ての人に行き渡らせ、過去を葬り去るまで、決して止むことはありません。
Taichi