日本時間の4日18時現在、大統領選は接戦が続いています。
わずかにバイデンリードとしていますが、過半数の270には届いていません。
大方の予想どおり、トランプは残りの開票を待たずに勝利宣言しました。
今後、仮にバイデンの勝利が一部マスコミで報じられたとしても、トランプは直ちに裁判に持ち込むことになります。
過去、2000年の11月の大統領選挙において、最高裁で争ったケースがありますが、
この時は、民主党クリントンの後継者ゴアと、共和党ブッシュの争いで、
フロリダ州の4万票の再集計をするか否かについて最高裁に持ち込まれ、
結果、「再集計はしない」との判断が12月12日に下り、
当初の集計結果どおり、ブッシュの勝利が確定しました。
今回はおそらく、トランプ側の申し立てにより、いくつかの州における再集計、
若しくは、不正の有無の判断自体が争われることになると思われます。
従って、前例の12月12日よりもさらに、時間がかかるのではないかと思っています。
それでも、大統領就任式は来年1月20日に予定されていますから、
遅くともそれまでには判断が下るでしょう。
可能性は少ないですが、マスコミの発表がトランプ勝利となった場合は、
少なくとも集計作業上の混乱は少ないと思われます。
何れにしても、日本のためには、混乱が最小限で治まることを望んでいます。
何故なら、混乱が大きくなるほど、差し迫った台湾危機、
更に、尖閣諸島に絡む危機が起きる可能性が高まるからです。
10月をなんとか乗り切ったこの先も、平和が続くことを祈りましょう。
Taichi