日産、米欧で社債1.1兆円発行 資金繰り改善へ: 日本経済新聞 https://t.co/fgZrA9ukrU
— Taichi Fujikawa (@TaichiFujikawa) 2020年9月16日
記事では好意的な書きぶりですが、個人的には、今後日産は国有化される可能性がかなり高いと見ています。
海外市場の金利は大体2%から5%となっていますが、国内であればこの10分の1以下で借り入れが可能なところ、
国内の銀行や投資家は、日産への投資を嫌がったため、このように海外市場でしか資金調達出来なかったというのが真相です。
また、国内での借り入れについては、既に1千億円規模の政府保証が付けられていることも見逃せません。
つまり、もう既に、国有化の道を半歩進んでいることになります。
巨大な設備投資を必要とする製造業は、
経営の歯車がひとたび狂ったところから、あっという間に経営困難になりかねない脆さが付き纏います。
まるで巨漢のレスラーが流血し、あっという間に自らの体を支えられなくなって崩れ落ちるかのように、
輸血か、さもなくば、人工心臓が必要になります。
各業界のトップテンに上げられる企業のうち、数十社単位の大企業が、
今後数年の内に、合併や国有化を経験することになると予想しています。
国有化や組織再編において、生業の売上がしっかりと残っている企業は継続すると思いますが、
そうでない少なからぬプレーヤーは、早々に、消滅していくものと思われます。
その時、関係する人々は何を頼りに生きていくのか。
社会のセーフティーネットはもちろん必要ですが、
本当の意味で再起に必要なのは、
それまで真面目にサラリーマンとして生きてきた多くの才ある人々の、
「自分の人生を何とか全うしたい」という情熱しかないと思っています。
そのような真摯な情動を、
如何に具体的に、新たな発想と行動へと導くのか、
今の社会には無い、新しい教育システムも必要です。
Taichi