— Taichi Fujikawa (@TaichiFujikawa) 2020年9月29日
名門投資銀行のJPモルガンが、商品相場操縦の罪で、約1000億円の罰金を当局へ支払うこととされました。
また、訴追を逃れるための司法取引として、上記とは別に、約40億円の和解金も支払うとのこと。
今回も、金を払えば何のお咎めもなし、と言うことです。
本来、罪を犯した銀行は、これらの相場操縦で損をした世界中の投資家に対して、その損害を補償すべきですが、
何度も繰り返されるこれらの金融犯罪で、そういった議論が為されたことはありません。
もし、実際にその被害額を計算したら、天文学的な金額になり、代表訴訟でもあれば、一瞬で渦中の銀行は潰れるでしょう。
そもそも、一般人には分からない金融技術を組み込んだデリバティブ市場で、欧米の金融機関が荒稼ぎを始めたのは、ここ三十年くらいの話です。
その金融技術の殆どが米国シカゴ大学で発明され、当局のお墨付きを得て、販売されました。
あたり前の話ですが、儲かる人がいる分、必ず同じ金額を損する人がいます。
1990年頃から、金融知識の無い日本の大学機関などの投資家は、欧米の金融機関に一番のカモにされ、
本来あるべき日本人の富を消滅させてきました。
それらの余剰資金があれば、どれだけの未来の若者が救われたことか、想像するのも腹立たしいくらいの金額です。
自己責任という大義名分を掲げ、国家ぐるみで立てられた筋書の元に、
日本の富は奪われ続け30年が経ち、もうすぐその仕組み全体の手仕舞いが始まります。
おそらく再選するトランプに、息の根を止められることになるであろう、この国家的泥棒システムは、
歴史的な笑い話となって、一部の人々に語り継がれ、
そして、店仕舞いとともに巻き上げられた罰金等の膨大な資金は、
グローバリストに変わって表舞台に立つナショナリスト達の、新たなビジネスの元手となると思われます。
ただただ、事実を隠され、世界一勤勉に働き続けた挙げ句、非生産的な時代遅れ国家に成り下がった日本の民は、
知らぬが仏か、それとも、無知な罪人か。
既存の体制などに対する怒りや反骨心は、人の脳を刺激して、革新的なシステムや発明の種になると言います。
やはり、命のある限りは、仏にも罪人にもなりたくないものです。
Taichi