散歩をしていると秋の訪れがひしひしと感じられました。
今の世界の騒々しさとはかけ離れた自然の世界。
人は地球で一番の叡智を持つ万物の霊長と自らを呼びますが、
戦争やらコロナやら、この1年で一斉に吹き出てきた様々な醜態やそのリスクを想うとき、
いつもと変わらぬ姿で道端にある木々が、悠々と人間世界のドタバタを見物しているかのように感じられます。
日本はGotoなどと言って吞気なものですが、世界は死者数こそ増加しないものの、
第1次のピークにも勝るスピードで感染者が増えています。
アメリカの研究者は、これから人類は目の覚めるようなウイルスの脅威を見せつけられるとして、
警告を発している者もあります。
スペイン風邪は3年流行し、2年目は死亡率が数十倍に跳ね上がりました。
空気の乾燥と低温、太陽光の減少によるビタミンDの生成不足などは皆、
ウイルスに取って格好の条件であることは間違いありません。
災禍は忘れた頃にやって来ます。
覚悟と各自で出来ることの準備は必要だと感じています。
その上で、いつもと変わらぬ季節のリズムの中で、悠々と冬を越す木々のように、
心を安定させて歩んでいきたいと考えています。
Taichi