海亀のつぶやき

ロスジェネ世代の言葉とチャレンジ

光の差す方へ

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また、有名な女優さんが亡くなられました。

原因はまだ解明されていませんが、ご冥福をお祈りします。


有名人の不審死や事件事故が頻繁に報道されています。

心配なのは30代以下の若い世代が、世の中の雰囲気に押されて、転落していかないかと言うこと。

コロナの経済への影響はこれからも表面化していくのでしょうが、

日本のようにテレビもネットでさえも、一部の範囲のニュースを繰り返し報道するような箱庭の世界で、

経験の少ない、将来を背負うべき若者が、暗い雰囲気に巻き込まれていかないことを切に願います。


一つ思い出した話があります。

いま、生きている世代はみな、長い長い年月の結果形作られた、樹形図の先端にいるという話です。

生きている人には必ず父母が居り、その父母にはそれぞれまた父母がいる。

これを繰り返していくと、あっという間に巨大な逆ピラミッド型の樹形図が出来上がります。

どんな命も、数え切れない先祖の分身として、膨大な人々の生命の雫として、たった今の命を生きていることになります。

言い換えると、現代人の全ては、この膨大な逆ピラミッドの先端に、進化の結晶として存在していることになります。

つまり、生きていること、ただそれだけで希望の光と言って良いと思うのです。


人には様々な考えや信念や特徴があり、声の大きな人も小さな人も、

力の強い人も弱い人も、目立つ人も目立たない人もいますが、

それらが全て組み合わさって、次の世代、次の光を産み出していきます。

社会は確かに今、大きな転換期にあって、人間一人の存在が如何にも小さな、そして無意味なものに感じられるかも知れませんが、

だこらこそ、事実として、全ての生きる人々が、進化の最先端にいて、

生きているだけで意味があるのだと、大人が強く主張していく事が、今、一番大切なことだと感じています。

全ての命は、「光の差す方へ」。

私も、この言葉を忘れないで生きていきたいと思っています。




Taichi