政府はコロナ蔓延を防ぐため、12月28日から1月末まで、新規の外国人の入国を禁止しました。
いくつかの変異種が流行しつつある現在、菅総理大臣も迅速な判断をされたように思います。
2021年の始まりは事実上の「鎖国」で始まることになります。
少し前に書いたとおり、世界の歴史は大きく分けて、海の民(開国とグローバリズム)と山の民(鎖国とナショナリズム)が交互に主役を張って、ぶつかり合ってきた歴史と言えます。
そして、フランス革命とロシア革命に端を発し、日本では明治維新以降に勃興した、国際金融と軍事産業を核とするグローバリズムは、
疫病の蔓延による強制的な鎖国状態で始まる2021年から、本格的な崩壊の道を進んでいくことになります。
戦国時代の末期から徳川の鎖国時代へ向かった数十年の歴史に対するリピート再生が、ちょうどこれからの10年もしくは20年となると予想しています。
もちろん時代は進化していますから目に見える現実は全く異なる様相となりますが、
混乱の時代のヒントとなる流れは必ず、当時の政治や文化の潮流の中に見つけることができるのではないか、
今回の政府の発表を聞いて、そんなことを想像しています。
Taichi