あなたは、心にぽっかりと穴が空く、と言うような感覚を経験したことはありますか?
多くの人は、目標や夢を実現した後に、そのような感覚に囚われます。
人生はその連続だ、と言ってしまえばそれで終わりなのですが、
何故そのようなことが、人の人生には付きものなのでしょうか?
人は、自分には無いものに対して、頑なにこだわってしまう性質があるようです。
簡単にできることには興味や価値を見出せず、
他人が輝いて見えることに惹かれてしまうという、
嫉妬の構造のようなもの。
すぐに気付いて修正出来れば良いのですが、
なぜが、本人は、その道について自分に本当の適性が無いことを、絶対に認めないことが多いようです。
その結果、永遠に報われない道に邁進してしまうという、罠のような構造。
多くの人がこんな単純な罠にはまり、死ぬ間際に地団駄を踏むとさえ言われます。
もしあなたが、心にぽっかりと穴が空く経験を何度もしているなら、
少し立ち止まって、自分に問うてみるのも良いかも知れません。
結局、何が心に安寧を与えてくれるのか。。。
自分がごく当たり前と思っている、自分の特性や拘りにこそ、罠は存在します。
あまりにも当たり前すぎて、人はその罠の始まりさえ記憶しないようです。
幼少期の、概ね7歳頃までに、自分には出来ると信じて疑わなかったこと、
でも、何故かその後、どこまで行っても心を満たしてくれないもの。
真実は時に残酷ですが、受け容れることでしか、前に進めないこともあるようです。
Taichi