海亀のつぶやき

ロスジェネ世代の言葉とチャレンジ

呼び込むこと

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何かをやり遂げたいと思うと、人は継続力を必要とします。

毎日食事して睡眠を取らなければ維持できない身体を持っている以上、

人間社会の中で一際抜きん出ようとすれば、毎日継続して何かに没頭するしかありません。

そうすると時には、体調も悪かったりやる気もしなかったり、成果が思うように上がらなかったりして、

辞めたいと思うこともあるはずです。

でも人間もパソコンと同じく、何かを一度プログラミングすると、

それをしないと落ち着かない、調子がかえって悪くなるという感情を持つものです。

結局、何かを継続して行う習慣と言うものに乗っかって、何らかの成果を成し遂げることが出来る反面、

悪い効果を持つ習慣を持ってしまうのも人間の性です。

麻薬や酒などの、依存と呼ばれる誘因になるものはさておき、

始めた当初は良かれと思っていた建設的な習慣も、

時の流れにより必ず、時代遅れになったり、変化させる必要が生じてきます。

こう考えると人間を人間たらしめている力は、継続力と言うよりもむしろ、継続を破って新たに継続すべき事柄についてプログラミングする力だと言えます。


抵抗はあるかも知れませんが、自分自身の身体も一つのパソコンのハードとみなした方が冷静に、かつ精力的になれるかも知れません。

つまり、身体の外側にあるパソコンの本体と、自分の身体、場合によっては周りで協力してくれる人間も含めて、

何を辞めて何を始めるか、

これだけが、AIの時代にも、人に遺された唯一の大切な機能と言えるかも知れません。


何かを始めるときの熱意や、自分でも驚くほどの行動力を感じたことのある方には、

その力が直感力と同じく、どこか自分以外のところから降ってくるような感覚を理解されているかも知れません。

そうすると、そのような天から降ってくるようなプログラムは、なぜ、どのようにして、個人に訪れるのか、

オカルティックな憑依とか、若しくは影響されるというレベルのものから、

しかるべき清廉な生活をする者に、崇高な使命が降りかかる、というレベルまで、様々あると思います。

それでも、そのような力を呼び込むこと以外には、これから人を人たらしめるものは残らないのだと言うことを、

少し意識していく必要があると思っています。




Taichi