心を安定させ感性を磨くためには、
直接的な景色だけでなく、自分の心の置きどころも観るのが良いと言われています。
つまり、自分がどんなフィルターをとおして世界を見ているのか、
その、フィルターを意識すると言うことです。
人間関係で悩む人も多いですが、
他人に対する先入観は、人間関係の進む方向に大きく影響を与えます。
喩えとして、プラカードの話があります。
人は皆、首からプラカードをぶら下げており、
そのプラカードには、その人の性格などが細かく記載されています。
ただし、そのプラカードに書き込みをするのは、その人と接する他人でしかない、というもの。
つまり、全ては、あなたの先入観や思考が、
コミュニケーションや行動の土台となってしまうと言うことです。
コンマ何秒かで、人は警戒心や猜疑心を持ってしまうものですが、
よくよく後で考えてみると、ほとんどが取り越し苦労や勘違いであることが多いものです。
人間関係でも、生活のあらゆる場面でも、
自分がどんなフィルターや色眼鏡をかけて生きているかについて理解すること。
いわゆるマインドフルネスを身につけると、楽に生きていくことが可能になります。
ただし、常に自分を客観視するのは楽しくない、と感じる方もいるかも知れません。
習慣化してくると、自分を客観視することと、何かに没頭することが、
深い安定のもとに、自然に切り替えられるようになるものですが、
最初はバランスをはかりながら、無理せずに、ゲーム感覚で楽しんでいくと良いかも知れません。
Taichi