毎日、自分が頭の中でどのような思考や感情を抱いて生きているか、
いわゆるマインドフルネスの感覚で自分の思考を眺めてみると、
同じような角度から一定の回路を行ったり来たり、クルクルと巡っている事があります。
特にウィズコロナの世界では、ごく限られた人間関係や情報の中で、
固定化された毎日を送りがちになり、気が付くと少し窮屈に成ってしまうこともあるかも知れません。
人の感覚システムには、まだまだ謎が多いですが、
意識した分野の情報が目に付きやすくなるのと同じ様に、
抱いている心象風景によって、物事の認知の仕方が大きく変わり、
行動や心身のコンディションまで変容して行く面があります。
大ヒットした鬼滅の刃に『水の呼吸』と言う必殺技がありましたが、
あらゆる形に変化して融和して、なお、元の形を失わずに地上を循環する水の様に、
柔軟なイメージを持って呼吸や行動を重ねていくことは、
最も手軽な健康法のような気がします。
マインドフルネスの意識が、全てを観照する『太陽』に喩えられるとすると、
人が現実に肉体を使って呼吸し行動を起こし、この世界を少しずつ変化させて行く様は、
『水』のイメージにぴったり来ると思います。
太陽と地球、火と水を合わせて『神(かみ)』と呼ぶ語呂合わせの言い伝えも、
無視できない真実を示しているかも知れません。
Taichi